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虹色の精霊に導かれて…

第16章 ハワイの朝

相葉視点

本郷「ぼっちゃんつきました」

「ん!ありがとう」

ベランダに降り立った俺。

 日翅は体中の羽がさっと風にのって消えていく。

「はぁー いっぱい走ったからシャワー浴びよう🎶」

本郷「あ!」

「ん?」
振り向くと、日翅ちゃんが口を押えてびっくりしていた。

「なに?忘れ物?」

本郷「いえ…なんでもありません」
 ベランダから見える空を見上げている。

(忘れ物したんだね…後で取りに行っておいでよ)

日翅ちゃんをベランダに置いて、部屋に入る。

真っ先に冷蔵庫から水のペットボトルを取り出す。

(はー。水は日本の水が良い!!)

半分ぐらい飲み終わった頃

 完全にいつもの日翅ちゃんにもどってから部屋に入ってきた。

本郷「あ!また汗をかいたままで、立っている!
   帰ったらすぐシャワーを浴びてくださいといつも言っているでしょ!!」

(うるさいなぁ…水飲んだら、行くのに…)
ちょっとムッとしながら、バスルームに向かう。


ピピ ピピ

肩に付けていた小型の端末から小さめの着信音が聞こえた。

(だれだろう…こんな朝早く…)

確認したら、“二宮”からだった。

(二宮?仕事の事?)

急いで、フォルダーを開く。

〝  業務連絡
 マネージャー達上の階で会議中

 松本潤を起こす大役を相葉雅紀に託す。

 健闘を祈る。   〟



(カトちゃんケンちゃんのボス指令みたいだな♪)

ニノからのメールを見て、ひとりで笑っていた。

「よし。シャワー浴びたら速攻行こう!!」


(あれ?日翅ちゃんは会議に出ないのかな?

 ま!いいか!!

 俺は 潤ちゃん所にいこう!!)








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