テキストサイズ

剛チェイ

第1章 46~47話後

―――――
――

「‘チェイス!!’…………ハ……ッ…」



は?

嘘…、だろ



夢、



‘夢’か

何だよ、



…最低な目覚めだ


、ちきしょう「…クソッふざけんな、バカ、クソッ……」

あいつが、最後、無理やりゴルドドライブに…突っ込んだりなんかしなければ、
今ごろクリムとりんなさんに頼み込んで傷が直せたかもしれない…

そう、

なのに、


何で、



お前は、俺なんかを庇った、

俺はお前のためなら、

覚悟は出来てた。



っていうのに、





カッコつかねぇじゃん
俺、
お前に消えられたら、

俺は何よりお前を、





詩島剛、
俺、
やっぱり、自分に嘘は無理みたい、

俺、バカみてぇ、


いや、俺は正真正銘、大バカやろうだ

同じ過ちはもうしない、

だから言う

チェイス、「…ああ、そうだ、好きだチェイス俺はお前が…」


「だから…」

俺の前に…、









ッハハハハハ

…ぁあ

そうだ
いい加減にしろよ

“俺”は


チェイスが

チェイスの事だから

壊れるなんてバカな真似するはずがないよな

俺…何言っちゃってたんだろう、



どうせそこに居る、んだろ?

なら…

いい加減素直に“出て来いよ「チェイス、”」


「もう一回、俺の前に」

何も居無い空間“手にチェイスの遺言”を握り締めながら



‘詩島剛’は叫う

叫い続ける、

ストーリーメニュー

TOPTOPへ