秘密のおとぎ夜話
第13章 【赤ずきん】魔性の森
1週間後、森の奥でオオカミと。
「んく、ちゅ……っ」
「ああ、たどたどしさが…余計にいいよ、赤ずきんちゃん」
子どもを作る行為を「遊び」だと偽ったオオカミに文句を言っていたはずなのに。
「猟師が僕らを邪魔する限りは、するのを楽しむだけの『遊び』だよ」と寂しそうな顔をされると赤ずきんは言葉につまってしまった。
そして今、新しい形の遊びを教えられている。
「そこ…筋を行ったりきたりして。…んっ…そう…」
ひざまづいて、熱くそそり立つオオカミの肉棒を言われるままに愛撫する。
先日の「遊び」でオオカミの舌が生み出す快感を存分に味わっていたから、赤ずきんもそれを与えようと小さな舌を懸命に躍らせる。
「おおはみはん、ひもひいい?」
上目づかいでオオカミの表情を覗き込むと、舌と手で触れている肉棒がピクンと跳ね上がった。
「とってもいいよ…。そんなふうに気遣ってくれるなんて…君って子は…」
オオカミは愛しそうにつぶやき、その後はお礼とばかりに赤ずきんの全身を舌で愛撫した。
「あ…あっ…お空、飛んでるみたい…ふああっ」
白い肌を朱に染め、昇ったままで高みをさまよう赤ずきんを
オオカミがゆっくりと貫く。