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あなたと私、あと恋と

第4章 ストーカーと彼、あと私

なんだこの味は!
美味しすぎるではないか!
あの後真っ青な顔をした春陽くんを引きずってカフに連れて行きストーカーこと笹原拓人さんとのお話中なのです

「やぁ、ハルくん久しぶりだね元気だった?」

「久しぶりってお前僕のことストーカーしてるくせに何言ってんの?」

わぁお春陽くん喧嘩腰だね怖い〜

「ごめんね?けどなかなかハルくんが会ってくれないから元気にやってるのかなぁって思っちゃって」

「別に僕が元気かどうかお前には関係ないだろ」

「関係あるよだって俺ハルくんのこと好きだから」

ちょっ、いきなりすぎでしょ

「マジで迷惑なんだよねそーゆうの、僕新しい彼女もできたし」

えっここで私登場?

「あっ、はじめまして春陽くんとお付き合いしてます桜木ミサキです」

拓人さんってなんだか思ってた印象と全然違うなぁ

「はじめまして俺笹原拓人っていいます、もうハルくんから聞いてるよね?俺とハルくんが付き合ってたこと」

はい知ってますとも別れた原因もよ〜く知ってますよ

「はい昔お付き合いされてたと聞きました」

「そう、俺ねまだハルくんのこと好きなんだ、だからさぁ桜木さん、ハルくんと別れてくれない?」

ん?何だって?

「はぁ?拓人お前手紙と話が違うだろ!」

そうだよ春陽くんに新しい人ができたら拓人さんは諦めるはずなんだけど

「うんけどやっぱり俺ねハルくんのこと諦めきれないんだぁ、だから桜木さんには申し訳ないけど別れてもらいたいんだ」

「お前冗談もいい加減にしろよッ」

「冗談じゃないよ、俺は本気で言ってるよ」

どうしよう私はどうすればいいのよ!

「桜木さん、ハルくんと別れてくれる?」

「なんでお前に言われてミサキと別れなきゃいけねぇんだよ」

「ハルくん俺は今桜木さんと話してるんだよ」

ええっ!私?

「えっと〜私は」

「どうせハルくんの顔とお金目当てなんでしょ?なら他の人でもいいでしょ?俺はね、ハルくんじゃないとダメなんだ」

「お前さっきから好き放題言いや「私は春陽くんの顔に惚れたわけではありませんッ!」

「えっ、ミサキ?」

「確かに春陽くんは綺麗で魅力的な見た目をしていますが私が彼を好きになったところはそこではありませんッ、私は春陽くんと出会ってそんなに時間はたっていませんが春陽くんがとてもいい人だと言うことは知っています!」
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