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秘密

第25章 2人

※大野side

「ルナはいつも絵描くの?」


「うーーん…ライブの時に流すように書くのがほとんどかなぁ。一曲パラパラ漫画結構時間かかるから」

「俺ルナの絵好きだよ、ライブの時のやつもよかった。歌詞がより伝わってくる」

「よかったぁ…」



音楽のことについてたくさん話した
俺は翔ちゃんやニノみたいに歌詞書けないし
松潤みたいに演出のこと分からないし
相葉ちゃんみたいにその場を盛り上げたりできない

俺には振り付け考えるぐらいしか

でもこうやってみんなが少しずつできることがあるから俺らは5人でいる必要があるし1人1人がそれぞれを求めてる


ルナは曲作り、演奏、演出、盛り上げ、何もかもを1人で行わなければならない

でもルナはそれを苦痛だと思ってない
自分のやりたいことだからって




あと

「俺ねプラネタリウム買ってみたんだ、小っちゃいけど」


「本当に?!見たい!」

「いや、本当に小っちゃいんだよ金星だっけ?それしか映らないよ」


「惑星もね凄いんだから。普段は地球から見えないのにすごーくたまーに見えるの。その時はみんなで観測するの。普段は隠れているけど出てきた時にはみんなに注目されるの。…いきなり売れ出した歌手みたいに」



「そうかぁ…」

俺間違ってたよ
たくさんの星が全てだと思ってた
惑星だって凄いんだ




ルナが俺の膝から降りて立ち上がった

「どうしたの?」そう聞くと

「眠くなってきちゃった」って

ずっと眠かったくせにw


「じゃあ、寝るかぁ」

「うん」

俺も立ち上がって寝室へ向かおうとした

その時不意にルナが俺の手を握ってきて

「んふふw」って


幸せに満ちた顔
きっと俺もそんな顔してるんだろうな

寝室の電気をつけて敷布団を出そうとしたら、

「…寝るの別々なの?」

聞き取るのに精一杯だった声

「だって…」

さすがにまずくない?
俺大人だし
ルナ高校生の歳だし


「一緒寝れないの?」

「一緒に寝ようか」

「うん!」

俺どこまでこの子に弱いんだろう

出しかけた敷布団を元に戻して2人でベッドにダイブした

シングルベッドに2人
こんなのいつぶりだろ、




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