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秘密

第27章 共

※二宮side


覗き見してくるルナにドキドキしながらペンを走らせていく

いきなり俺の肩に手を置いてルナの口まで耳を下げられる

コショコショ話ってやつか
そう思っていると

ル「グリンピースだめ…」

「っくww」


ルナを見ると顔を赤くしながら俺に訴えるような顔
もうその顔反則だから

俺はグリンピースの文字をピッピッて横線を引いて消して、その紙をルナに見せると

「ありがと」

って、それだけ言って大野さんのとこに戻ってしまった

いいもん
大野さんが買い物行ってる間は俺のものだし。


ニ「書けましたよ〜」

大「ほーい」

大野さんは紙を見つめて、「よし」って立ち上がりマスクと帽子をかぶって

大「行ってきます」

って敬礼するの
この人も可愛いもんだよ

『いってらっしゃい』

同じように敬礼すると
マスクで隠れてる口元でも緩んだのがすぐわかる


玄関まで見送って俺らは再びソファに戻った



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