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秘密

第28章 悩




最後の収録

もちろん休憩時間もあるけど
朝からずっと楽器と一緒にいる

時間が経つにつれ疲れる腕

筋トレとかしないしスポーツもしないから
人並み以下しかない筋肉


大輝くんが気を利かせてマッサージしてくれたおかげでどうにか1日をやり越した




スタジオを後にすると荷物を持って嵐の楽屋に向かう

月に一回の楽しみだった
ちゃんと嵐に会える日
大ちゃんの家に泊まれる日


中から聞こえてくる嵐の声

それを確認してドアをノックし入った

大「お、きたきた」

櫻「おつかれ…じゃないのか…んー。おかえり?」

「んふふwただいまw」

相「おかえりってw」


松「まぁ、家みたいなもんってことでw」

櫻「今日ニノは?行くんだっけ?」

ニ「いやっ、俺明日撮影あるんで行けないっす」

櫻「あ、そっか、じゃあ…お2人さんで」

大「おう」

松「今日みんなこれで終わりですよね?みんなで降りましょ」

ニ「そーだね、行こっか」




嵐とルナ
周りから見たら意外な組み合わせなわけで
ディレクターさんとかカメラマンさんが
挨拶をしながらも不思議そうな顔をする

そんなことを無視して駐車場に向かう


エレベーターから降りるとみんなにバイバイをして
大ちゃんについて行く

お決まりのコース

きしゃって人がいるからこの道って言って
誰かの車に乗せてもらう時は決まってここを通る

なにかあった時のために少し距離を置く

こんなに近くにいるのに隣を歩けないのは
少し残念だけどこの後のことを考えたら
そんなのどーってことなかった


車に乗ってすぐに出発する

大「ふぅ…今日も大丈夫だったね」

「うん」





大「夜ご飯どうしよっか…意外と遅い時間だからガッツリ食べてもねぇ…」

ルナが未成年で働けるギリギリの時間まで
収録が入ってたから大ちゃんの家の近くに来ると
もう9時を回ってて

大「俺適当に買ってくるからここで待ってて」

「うん」

コンビニの駐車場に車を止めるとそう言って中に入っていった

キャップにマスク
ルナだったらすぐ大ちゃんって分かっちゃうけどねー
とか思いながらコンビニをフラフラする姿を見ていた


5分ぐらいすると袋をぶら下げて出てきた

運転席に座るとおまたせって頭ポンポンしてくれた







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