テキストサイズ

腹黒ドS王子の愛する人Another

第3章 朔弥 × 元 の場合

お酒を飲むたびにごくごくと上下する寺石の喉仏を思い出して赤面する。



だって、すげー綺麗な首筋だから.....



ぼんやりとそんなことを考えていると寺石からこえがかかった。



「お二人は同時に入社されたんですか?」


「あ、あぁ。そうだ。部署もずっと一緒で...」

「あー、それなら仲良いですね!」




寺石の声が遠くで響く。


そう、誰よりも葵の側にいたのに。



どうして結ばれるのは自分じゃなかったんだろうか。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ