
腹黒ドS王子の愛する人Another
第3章 朔弥 × 元 の場合
次の日
「うわぁ、しくったー!」
「どうしたんだ榊?」
思わぬ失態に、自分のデスクで悲痛な叫びをあげている俺のもとに、はてなを浮かべた葵が近づいてくる。
「弁当忘れた...」
俺は普段、自分で弁当を作って昼に食べるようにしている。お金の面だったり栄養だったり色々考えてのことだが。
「うわぁ、お前いつも弁当だもんな。」
そういう葵も、元料理人志望らしく自分のご飯は手作りで持ってきている。つまり俺は食堂に行かなくてはならないらしい、お昼時の地獄のような食堂に。
「憂鬱すぎる!!!!!!!!」
「まぁ、頑張れ。俺は死んでもあそこに行きたくないけど。」
軽やかに掌を返した葵は笑いながら俺の背中をたたいてどこかに行く。周りの同期たちも、食堂を避けて弁当が多く、どうやら俺は1人で行く運命のようだ。
「うわぁ、しくったー!」
「どうしたんだ榊?」
思わぬ失態に、自分のデスクで悲痛な叫びをあげている俺のもとに、はてなを浮かべた葵が近づいてくる。
「弁当忘れた...」
俺は普段、自分で弁当を作って昼に食べるようにしている。お金の面だったり栄養だったり色々考えてのことだが。
「うわぁ、お前いつも弁当だもんな。」
そういう葵も、元料理人志望らしく自分のご飯は手作りで持ってきている。つまり俺は食堂に行かなくてはならないらしい、お昼時の地獄のような食堂に。
「憂鬱すぎる!!!!!!!!」
「まぁ、頑張れ。俺は死んでもあそこに行きたくないけど。」
軽やかに掌を返した葵は笑いながら俺の背中をたたいてどこかに行く。周りの同期たちも、食堂を避けて弁当が多く、どうやら俺は1人で行く運命のようだ。
