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ぐぅ…




あ………
「お腹すいた…」



「ぷっ……あははっ！……それじゃあご飯にしようか。」



何笑ってんだ。

でもご飯食べさせてくれるんなら笑え。


「……ふっ…はは…！」

『ギン様笑いすぎです。姉さん膨れっ面ですよ』


「誰が膨れっ面だ。あと姉さんやめて」


いつの間に…


「皆―。今日は何食べたい？」


ギンが聞いた。

するとそれぞれ片付けをしていた怪人達が


『カレー』
『肉―！』
『なんでも』
『………うさぎ。』


とか何とか言い出した。


…あれ。

なんか最後。



「はいはい。分かりました。……ほんと…いつもまとまんないんだから。」


するとギンはポツンとたっている冷蔵庫の中身を見た。

肉を取り出す。



「え……あんたが料理するの？」


「？そうだよ。」



「なんで？そんなの部下にやらせればいいじゃない。」


後ろの部下にクリティカルヒット


しかしこれはあくまでも正論である。


「……ん―。最初は俺もそう思ってたよ。だけどこんな優しい部下達に…何もしてあげないのはちょっと…ね。」


『ギン様ぁ！』






悪者とはそういうものなんだろうか。


いやそんなワケない。


ギンは照れたように頬を少し染めて笑った。

これが一般人を人質に取る顔？




ここは少しばかり…


かなり変わっている。