無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

何度入れてもはじめはきつい。

卓也さんがゆっくり動くうちに、あたしの中が慣れてスムーズにできるようになる。

そこまでいくともう、あたしは喘ぐしかないんだ。

「あ…もぉ……へんに、なる…っ」

卓也さんの肩に脚をかつがれて。

自然に持ち上がったあたしの腰に、男の腰が叩きつけるように降りて来て、湿った音をたてる。

「…あ！あっ！こ、れっ…や、あっ…！」

このカッコ、気持ちいい…………好き……………

あたしの身体中が喜んでる。
欲しかったものを与えられて。


「アヤちゃん、俺と…会いたかった？」

少し息の乱れた声が降ってくる。

「ん…っあ、あいた、かっ…あん！会いたかったのっ…」

意味のあることを話そうとして、回らない思考をなんとか回す。

だけどすぐに、奥まで届く快感であたしの思考は溶けてしまう。

こうしてることの恥ずかしさも。
あの人へのやるせない気持ちも。
女としての劣等感も。

みんなドロドロの快感に混ざってわからなくなる。

抱かれて乱れる今だけは…………。

頭の中がそうやって完全に真っ白になったころ。

「アヤちゃんのお尻見ながらしたい…」

卓也さんは一度引き抜くと、あたしを四つん這いにさせて

上半身をベッドに押し付け、お尻だけをつき出させる。

すぐに再開された律動にあたしは陶酔した。

「んぅっ…ふっ…ぁっ」

卓也さんがあたしの背中に覆い被さるようにして、手のひらで胸の膨らみをすくい

人差し指で乳首を優しく引っ掻く。

「ひぁっ！…ぁあ」

新しい快感が背中を伝い降りて、卓也さんを包んでいるあたしの粘膜が大きくうねる。

「…うぉっ」
「っ！あぁあっ…」

そのうねりが同時にあたし達を呻かせ、追いつめる。

「アヤちゃんがこんな、エロいなんて、な…

普段とギャップ、ありすぎっ」

「あぁっ！ん！　だって…」

卓也さんの、せいなのに。


しばらくして卓也さんの動きが激しくなり、果てる。

あたしも今日一番の高い声を上げていた。


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