無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

あたしが嫌がっても、やめてくれる様子はない。

朝、考え事をしながら着替えた適当なスカートはウエストがゴムになっていて
簡単に男の手の侵入を許してしまった。

「あっ…！」ショーツ越しに敏感なところをなぞられて、上ずった声が漏れてしまう。

「嫌がってる割にエロい声」

あっという間にカットソーを胸の上までたくし上げ、ブラと肌の境目に唇を落としながら山田くんが言った。

「や、ダメ、外…聞こえちゃうから…っ」

指摘されて顔が熱くなって、それ以上に触れられている部分が熱を持つ。

「声出さなきゃいいだろ。我慢しろよ」

そう言いながら、山田くんはショーツの布をずらして躊躇なくあたしの中に指を進ませた。

「っっ……！」

びくん、とあたしの腰がはねて、息が詰まる。

「身体は素直だな、いつも」と山田くんがニヤリと笑う。

そこは短時間にヌルヌルになってしまっていて。
指がスムーズに進んでしまうことが、あたしの羞恥心をよけいに責め立てる。

「ふ…あっ！無理、なの…おねが…」

こんなにされて、声出さないなんてできない。お願いだからやめて。
そう言いたいのに、それもうまく言えなくて。

あたしの胸の先端を唇でなぶっている山田くんの白衣を握りしめる。

山田くんの片手が背中を這い、ブラのホックを外してしまう。

同じ手がスカートを腰の下にぐい、と下げると、あとは勝手に床に落ちる。

あたしの服を取り去る手は有無を言わさず手早いのに
もう片方の手は、ゆるゆるとあたしの中を刺激して、あたしをもてあそぶ。

「はあ、ぁっ…あっ」

ほとんど裸にされて、吐息の間にたまらなくなった声が混じるあたしに

「しょうがねえな…」とつぶやいて、山田くんは胸にあった唇をあたしの唇に移動させた。

「んっ、、んっ」

密着度の高いキスと、片手ずつの容赦ない刺激が

一つになってあたしを追い詰めていく。

「んふ、ふぅっん!!」

全身がしびれて、胸が苦しくなるほどの快感が腰からせりあがってきて。

喉を通り、口から解放されずに脳で火花を上げる。

ふいにあたしの身体が硬直して、痙攣する。

「ん！　んんっ!!」


硬直の後は急激に脱力してしまい、山田くんの白衣をつかんだままずるずると座り込んでしまった。


（ウソ…あたし…イッちゃった。　指だけで…こんな、とこで…）