無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

あたしの粘膜がこれでもかっていうほどぴったりと、彼の粘膜に吸い付くのがわかる。

それを無理やりにずらすとき、あたしの体中がとろけそうにしびれる。

やだ。

だめ。

こんなの。

「……っっ!!」

体がかくがく震えて、頭の中で白い花火が上がる。


「っ…声出さずにイッちまうとか、おまえやっぱエロいな…」

かすみそうな意識を、山田くんの恥ずかしい言葉が引き戻す。

ああ、あたし、また自分だけ…



「でも、声、出させるから」

軽く言い放ったあと、
あたしの胸で固くとがっている乳首に、唇をつけた。

「やっ…あああん！」

我慢の限界を超えてイッってしまった後のあたしは、その刺激に対して無防備で。

「ダ…っああん！」

山田くんの唇がわずかに動くたび、ぬめりのある舌がそこを弾くたびに、また全身がしびれるくらい、気持ちよくて。

なんで、こんなに感じちゃうの。

あたしがずり上がらないように、しっかりと肩をホールドしている手も。

鎖骨をくすぐるように動く彼の前髪さえも。

全部、あたしを追いつめる快感でしかなかった。

深く入ったままの熱い塊が、小刻みに動いてあたしを高みに押し上げる。

声だけはって我慢してたことも、山田くんに簡単に崩されて。

抑えても抑えてももれる自分の悲鳴を聞きながら、あたしはもう一度、昇りつめた。


…………