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片思い

第2章 中学生

ある日、先輩達が別れたとの噂が耳に入ってきた。
本当に?


部活に行くと彼女さんが泣いていた。
泣き晴らしたその姿を見た私には、彼女さんを心配する反面、ホッとしたような・・・嬉しいような・・・少しだけダークな面があったと思う。



しばらくして自宅に手紙が届いた。差出人は不明。封を開けると「好きだ」との告白。差出人のヒントが書かれてあった。バスの後ろの席からいつも見ている・・・と。


バス通学の一番後ろの席には二人の学生がいた。
一人はコロンの先輩。もう一人は誰?


どっちだろう?私の胸は高鳴った。でもどちらかわからない。毎日そっと観察するも、やっぱわからない。

ある日、また手紙が届いた。学校の近くの神社で待ってると・・・


当日、ドキドキしながら神社に向かった。まだ誰もいない。15分ほどしてその人が現れた。




違った。コロンの先輩じゃない方の三年生だった。

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