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【前頁の続き】

「んぁ…っ、いやっ、ああっ…」

俺の腰の動きに合わせで、
揺さぶられている潤。

愛しさが込み上げる。

「あっ…もう、ダメ…っ」

潤の身体がブルッと震える。

「潤…っ、締め付けすぎ…」

必死に持っていかれないように耐える。

俺は深呼吸して腰の動きを再開する。

お互いの腹の間で
潤の吐き出した熱が擦れて、
淫靡な音を奏でる。

潤を見つめると、
半開きになった口が俺を誘う。

「ああっ、ダメっ…んっ」

導かれるように舌を入れ、口内で絡み合う。

唇を離すと、舌を首筋に這わせる。

そして、胸の飾りを強く吸うと

「ひあっ…」

潤の身体は反り返った。

まだ足りない……

もっと乱れて……

彼女には見せない、
俺だけの潤の姿を見せて……

潤の脚を持ち、
グッと開かせ前のめりになると
自然に潤の腰が上がる。

「ああっ…深い…っ」

「潤、目を開けて」

ゆっくりと目を開けると真っ赤になる。

「見えた？俺たち繋がってる部分」

「いやっ、恥ずかしい」

「でも、ここ凄い締め付けだよ」

俺はゆっくり腰を引き、
一気に最奥まで打ち付ける動きを
繰り返した。

「ああ…っ、もうっ、ダメ…っ」

「俺も……んっ」

俺のモノを中から出して、
潤の腹の上に熱を吐き出し、
潤の胸に倒れ込んだ。

中に出すことは出来ない。

恋人ではないから……

「……翔」

俺を呼ぶ声に顔を上げると
寂しそうな顔をする。

俺は立ち上がりタオルをお湯で濡らす。

そんな顔をしないでくれ……

勘違いしそうになる。

俺の事が好きなんじゃないかって……

俺たちは
恋人がいるからこそ成り立つ関係。

でも、それも終わり……

昨日別れを告げられた。

浮気され、その男との子どもが
出来たと言われた。

彼女との別れは潤との別れを意味する。

俺はいつも以上に
丁寧に潤の身体を拭いた。

そして、俺たちは
何事もなかったかのように服を着る。

潤が理科室を出て行こうとする。

俺は潤の腕を掴んだ。

引き留めずにはいられなかった。

この手を離せば二度と会えない。

「潤……」

振り返った潤の目には涙が溜まって、
今にも零れ落ちそうになっていた。

俺の勘違いじゃないんだね……


「「好き」」


初めて心が繋がった……


end