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被写体少女

第1章 スカウト

今日は土曜日。
大会の後なので部活は休みになり、私は一人で街へ遊びに来ていた。

家から電車で30分の場所にあるこの街は、私にとってすこし特別な場所だ。
普段なら家族や友達と一緒にしか来たことがない。
同じ名古屋市内に住んでいるとはいえ普段はあまり来ることの無い街、栄。
地下鉄の乗り換えも最近やっと迷わずに出来るようになったばかりだ。

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