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カミカゼ短編集

第2章 「セックスってそんなイイ?」    …A×N

Aside



オフの日

たまには読書でもして自分を磨こう!

なんて珍しく意気込んでたのに

松潤オススメの本は30分で眠くなった


散歩でもして気分転換しようかと思ったら

靴を履き始めた時点でスゲー雨音が聞こえた



何なんすか、神様…

俺ってそんなに日頃の行い、良くない?



このままフテ寝すんのも勿体ないし

「何すっかな~」

部屋の中を見回したら見つけた、封を切ってないゲームソフト

ニノに買わされた格闘ゲーム

『絶対おもしろいから』

渡された時の弾んだ声が思い出されて

まあ、話の種にやってみっか…

そんな気持ちで封を切った



やってみたら、まー面白い

ただの格ゲーじゃなくて、ちょっとRPGの要素もあったりして

さすがゲーマーのオススメだけあるな!

早速『面白いね』ってニノにメールを送ったら、すぐに電話が掛かってきた


「アンタさ、それ今頃やってんの?だいぶ前のヤツじゃない」

「いーだろ。今までやる暇なかったからさ」

「まあいいけどさ…。なに、今日オフなの?」

「うん」

「せっかくのオフに1人でゲームなんて寂しい奴だね」

「お前に言われたくないわっ」

「ワタシはいいのよ。それが安定的なんだから」

「意味わかんねー」


聞けば今日はニノもオフで、“安定的”に1人でゲームしてて

「丁度いいや。相葉さん、ワタシお腹すいた」

「じゃあウチ来る?」

「マーボー豆腐以外にしてね」

「マーボー以外も作れるわっ」

なんて流れでニノがウチに遊びに来ることになった


それが、あんな事になるなんて…夢にも思わなかったんだ


少なくとも、俺は


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