一カラ始めよう
第3章 俺の役目
おそ松「 ねえ、カラ松、お前寒くない?そんな格好で 」
カラ松「 ん?あ、言われてみれば寒いかもしれないな 」
おそ松「 兄ちゃんが温めてあげようか?ホラ、おいで 」
俺は両手を握り締めるカラ松の手をやんわりとほどいて小さく両手を広げる。
カラ松「 ふっ…、小さな子供ではないからな…ソをなこと出来るわけない 」
カラ松はちょっともじもじした後にいつものように切り返す。
が、兄ちゃんにはバレバレだぞ?
ギュッ、てしてほしそうな眼差しでチラチラと俺を見やがる。
クゥ-、可愛いなぁ、もう。
おそ松「 ふーん、そっか、それならしょうがないね 」
俺が広げた両手を下に下ろそうとした時、
カラ松「 あっ… 」
カラ松が小さく声を出す。
意地悪だけど、カラ松から言うまでなんもしてやらない。
おそ松「 何?ご飯食べ行く? 」
俺はきょとんとした表情を装い様子を伺う。
おそ松「 俺先に行くよ? 」
カラ松「 ……………して 」
おそ松「 もう少し大きい声で言わないとわかんないなぁ 」
カラ松「 ぎゅっ、てして…ほしい 」
きた。
スーパーデレタイム。