一カラ始めよう
第6章 俺の先生 ※保バス
トド子「 なんかぁ、頭痛くってぇ…トド子熱でちゃったかもぉとか思ってぇ…来ちゃった! 」
一松「 来ちゃったってお前なぁ…、それなら家で寝てろよ、ホラ、とりあえず熱はかってみろ 」
トド子「 もぉ〜、一松先生冷たい!ありがとうございます! 」
一松「 鳴ったら教えろ 」
トド子「 はぁーい 」
なんだろう、なんか凄いもやもやする……。
一松先生、鈍感?なのか?それとも態と知らないふりをしているのか…。
あからさまな態度にも全然動じないし、普通こんな可愛い子にこんなふうに言われたらデレデレになるはずなんじゃないだろうか…。
トド子「 あ、カラ松くん!今日も来てたんだね 」
カラ松「 あぁ、まあ、昼休み暇だしな 」
トド子「 へーぇ、おそ子とチョロ松くんは? 」
カラ松「 え?あぁ、あいつらなんかいい感じみたいだし長居しても悪いと思って置いてきたんだ 」
トド子「 そうなんだぁ、おそ子もなんであんなもっさい男がいいんだか…分かんないなぁ 」
カラ松「 ふふ、チョロ松はああみえてもきっちりしてるからそこに惹かれたのではないか? 」
トド子「 えー!そんなのどこがいいかわからないしぃ〜、トド子は一松先生みたいな人がタイプだしぃ 」
トド子ちゃんは一松先生の方をちらり、と見て幸せそうに笑った。
カラ松「 へぇ、そうなのか 」
俺も一松先生の方をちらり、と見る。
と、目がバチッと合ってしまった。
俺は咄嗟に目をそらして下を向き、高鳴る鼓動が聞かれないように胸に手を当てる。
やばい、目合っちゃった…幸せぇ〜〜。