テキストサイズ

私はただ生徒に愛される先生になりたかっただけ

第5章 ことは思ったより進んでいた



私と神崎はそこからたわいも無い会話をする。

私「クラスはどうだ」

神崎「みんなとても私に優しくしてくれて」

私「神崎は飯島と仲が良いみたいだな」

神崎「はい、小学校からの友達ですから」

私「でも、どうしてあんなに団結してるんだ?」

神崎「仲の悪い子がいないからでしょうか」

私「ところで神崎今日の放課後空いてるか?」

神崎「なぜですか?」

私「私が呼んだから自習出来てないやろ」

神崎「そうですね、空いてます」

私「帰りのH.M.終了後個別学習室にこい」

神崎「わかりました」

私は疑われぬよう、

私「ヤッパリ教えてくれないか?」

神崎「ごめんなさい、言えません。」

私「そうか……」

二人はテンション低めの声で

飛びっきりの笑顔で

言った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ