
LIP
第1章 閉じた心
誰にだって【秘密】の1つや2つ。
あるでしょう?
もっと多いかな。
【秘密】じゃなくて
【言いたくない】
同じように感じるけど
全然違うもの。
中学校に入って
私はイジメられた。
友達は出来た。
よく遊んでるよ。
「じゃぁ誰にイジメられてるの?」
「・・・男子に。」
女子の友達が多かった。
むしろ女子としか話せなかった。
男子は私を罵ってくる。
入学初日、とても緊張していた。
同じ小学校の友達の9割以上が別の学校に行った。
家の学区がすごく曖昧な位置のせい。
私の場合2つの中学校どちらかを選べた。
「だから選んだの。
制服の可愛い方の中学校に。」
1学年で300人いる中、
知ってる友達は2~3人しか居なかった。
小学校の時は私はむしろ男っぽくて男子とドッチボールなんかして遊んでいた。
女子とも男子とも上手くやれていたから大丈夫って思ったんだ。
緊張した入学式の日は
みんな制服をきているせいか大人っぽく見えて少し萎縮してしまった。
ある男子が声をかけてきた。
男子「ねぇねぇ、どこの小学校?」
急に声をかけられてビックリしたせいか声が震える。
「ぇっと・・・
北小だよ・・・」
それから会話は続かなかった。
男子
「あいつ暗い。キモイ。」
「顔もぶっさいよな(笑)」
「つか目と目が離れてね?あいつ魚っぽくね?(笑)」
たった一瞬で私が決められた。
「このままじゃダメだ。」
1人になるのが怖くて
精一杯の笑顔で女子の輪に話しかけた。
「ねぇ!私、北小なんだけど、みんなどこー?」
笑顔で行けば答えない人なんて
早々居ない。
案外溶け込める自分もいて
その日のうちに遊ぶ約束までして
【友達】が出来た。
女子って強いイメージだから、
きっと男子の言うことなんて
気にしないし、
大丈夫・・・だよね。
でもこのクラスでは
【男子】は強かった。
女子は気にしなかった。
気にとめなかった。
足をかけられて転んでも。
靴が燃やされても。
私のお弁当に砂が入れられても。
机や教科書に悪口を書かれても。
でも避ける事もしなかった。
普通に話すし、遊ぶ。
それが・・・
私の友達。
あるでしょう?
もっと多いかな。
【秘密】じゃなくて
【言いたくない】
同じように感じるけど
全然違うもの。
中学校に入って
私はイジメられた。
友達は出来た。
よく遊んでるよ。
「じゃぁ誰にイジメられてるの?」
「・・・男子に。」
女子の友達が多かった。
むしろ女子としか話せなかった。
男子は私を罵ってくる。
入学初日、とても緊張していた。
同じ小学校の友達の9割以上が別の学校に行った。
家の学区がすごく曖昧な位置のせい。
私の場合2つの中学校どちらかを選べた。
「だから選んだの。
制服の可愛い方の中学校に。」
1学年で300人いる中、
知ってる友達は2~3人しか居なかった。
小学校の時は私はむしろ男っぽくて男子とドッチボールなんかして遊んでいた。
女子とも男子とも上手くやれていたから大丈夫って思ったんだ。
緊張した入学式の日は
みんな制服をきているせいか大人っぽく見えて少し萎縮してしまった。
ある男子が声をかけてきた。
男子「ねぇねぇ、どこの小学校?」
急に声をかけられてビックリしたせいか声が震える。
「ぇっと・・・
北小だよ・・・」
それから会話は続かなかった。
男子
「あいつ暗い。キモイ。」
「顔もぶっさいよな(笑)」
「つか目と目が離れてね?あいつ魚っぽくね?(笑)」
たった一瞬で私が決められた。
「このままじゃダメだ。」
1人になるのが怖くて
精一杯の笑顔で女子の輪に話しかけた。
「ねぇ!私、北小なんだけど、みんなどこー?」
笑顔で行けば答えない人なんて
早々居ない。
案外溶け込める自分もいて
その日のうちに遊ぶ約束までして
【友達】が出来た。
女子って強いイメージだから、
きっと男子の言うことなんて
気にしないし、
大丈夫・・・だよね。
でもこのクラスでは
【男子】は強かった。
女子は気にしなかった。
気にとめなかった。
足をかけられて転んでも。
靴が燃やされても。
私のお弁当に砂が入れられても。
机や教科書に悪口を書かれても。
でも避ける事もしなかった。
普通に話すし、遊ぶ。
それが・・・
私の友達。
