
僕と私の、再初恋。
第2章 ハジマリ
僕は言い放つ。
すると、隆明が、
「なんでだよ‼︎可愛いじゃんか、この子。遥香って言うんだぜ?この子。遥香ちゃん。この人、稜って言うの。あやじゃないよ、りょうだよ?」
すると、
「あの、初めまして。高橋遥香って言います…」
その子が僕を見て自己紹介してきた。
「隆明。まさか俺を呼んだのって…」
隆明は酔った目で、
「そうだよ、お前に彼女を作るきっかけをだな…」
「大きなお世話だ」
そう言って僕はそのまま店を出た。
女の子なんて、僕には必要ない。いらない。
僕はそのまま歩いて、タバコに火をつける。
「あ、あの…!」
店から相当歩いた所で、後ろから声をかけられた。振り返ると、さっき隆明に紹介された女の子だった。
「お気を悪くされましたか…?ごめんなさい!」
勢いよく頭を下げてきた。素直なのか、バカなのかは分からないけれど。
「君は悪くない。隆明が悪いんだ。謝る事なんかないからね。しかも追いかけてきてまで。もういいよ。それじゃね」
僕はそのまま歩き出す。
「あ、あの!」
それでも何か言いたげそうな女の子。えーっと、高橋さんだっけか?
「高橋さん」
僕は立ち止まって。
「高橋遥香です」
「俺は、人を好きになる事はないし、付き合うつもりも今後ないから。俺がないって言う以上、ない。じゃ」
僕は歩き出した。
「どうして…」
高橋さんが呟く声が聞こえて、少し立ち止まりかけたけど、もう止まらずにそのまま帰路に着いた。
「隆明さん」
「ん、なんだい?遥香ちゃん」
私が稜さんの後を追いかけて、意味深なことを言って帰っちゃって、見送るしかない状況のあと、私はバーに戻った。
「てかさ、あだ名つけようよ、あだ名。ね、ぱるるなんてどう?」
「それAKBの島崎遥香じゃないですか!遥香違いですから!やめてください!」
隆明さんのノリについていけない。てか、少し引いてきた。なに、この人…。
それでも、まどかはそんな隆明さんのノリにすごく乗ってる。まどか…大丈夫…?
私は、カウンター席に1人で移動して、お酒を飲む。
「どうした〜、お嬢さん!もっと飲みなよ、ね」
マスターもテンションが高い。ま、そういう仕事なんだろうけど、でも、なんかな…。
そんなことを考えていると、
「稜くんのこと?」
いきなりマスターが確信を突いてきた。
「え、あ、はい…」
少し戸惑ってしまう。なんなの、この人。
すると、隆明が、
「なんでだよ‼︎可愛いじゃんか、この子。遥香って言うんだぜ?この子。遥香ちゃん。この人、稜って言うの。あやじゃないよ、りょうだよ?」
すると、
「あの、初めまして。高橋遥香って言います…」
その子が僕を見て自己紹介してきた。
「隆明。まさか俺を呼んだのって…」
隆明は酔った目で、
「そうだよ、お前に彼女を作るきっかけをだな…」
「大きなお世話だ」
そう言って僕はそのまま店を出た。
女の子なんて、僕には必要ない。いらない。
僕はそのまま歩いて、タバコに火をつける。
「あ、あの…!」
店から相当歩いた所で、後ろから声をかけられた。振り返ると、さっき隆明に紹介された女の子だった。
「お気を悪くされましたか…?ごめんなさい!」
勢いよく頭を下げてきた。素直なのか、バカなのかは分からないけれど。
「君は悪くない。隆明が悪いんだ。謝る事なんかないからね。しかも追いかけてきてまで。もういいよ。それじゃね」
僕はそのまま歩き出す。
「あ、あの!」
それでも何か言いたげそうな女の子。えーっと、高橋さんだっけか?
「高橋さん」
僕は立ち止まって。
「高橋遥香です」
「俺は、人を好きになる事はないし、付き合うつもりも今後ないから。俺がないって言う以上、ない。じゃ」
僕は歩き出した。
「どうして…」
高橋さんが呟く声が聞こえて、少し立ち止まりかけたけど、もう止まらずにそのまま帰路に着いた。
「隆明さん」
「ん、なんだい?遥香ちゃん」
私が稜さんの後を追いかけて、意味深なことを言って帰っちゃって、見送るしかない状況のあと、私はバーに戻った。
「てかさ、あだ名つけようよ、あだ名。ね、ぱるるなんてどう?」
「それAKBの島崎遥香じゃないですか!遥香違いですから!やめてください!」
隆明さんのノリについていけない。てか、少し引いてきた。なに、この人…。
それでも、まどかはそんな隆明さんのノリにすごく乗ってる。まどか…大丈夫…?
私は、カウンター席に1人で移動して、お酒を飲む。
「どうした〜、お嬢さん!もっと飲みなよ、ね」
マスターもテンションが高い。ま、そういう仕事なんだろうけど、でも、なんかな…。
そんなことを考えていると、
「稜くんのこと?」
いきなりマスターが確信を突いてきた。
「え、あ、はい…」
少し戸惑ってしまう。なんなの、この人。
