背徳教師
第6章 六時間目
「伊丹良子さん…
貴方を救いに来ましたよ…」
俺の声に……ハッと息を飲む伊丹の顔は、目隠しをされていても解るくらいの青ざめ方をしていた…
「ぁ……ぁ、せん…せい?」
やっぱり…
伊丹は、そこら辺のバカな同級生達とは頭の出来が違う…
「す…救うって――――…
何から…ですか?」
俺は、伊丹の返しに笑えてしまう…
「ふふふ…流石ですね伊丹さん…
この状況だ…察している所が…あざとい…
伊丹さんを…“いじめ”の限界から救いに来ましたよ」
そう……“いじめ”で得られる快楽には、限界がある…
だって…彼女たちの与える苦痛は…
伊丹の望む快楽痛とは、種類がちがうのだから…
「///ぇ…じゃぁ…私を」