背徳教師
第2章 二時間目
増書チェックは、時間内に終わらず…
委員会時間が過ぎると…時間外だからと…大半の生徒が帰っていった…
仕事は時間までって教え込まれているのか…
あと少しを…後回しに出来る神経が恐ろしい…
そんな中…
目立たなかった生徒が目立ち始める…
三年の図書委員長…田中 より子(タナカ・ヨリコ)
彼女だけが残って作業していた…
見るからに地味で…
委員長と言う肩書きは、押し付けられたのたのだろうか…?
「より子、私たち用事あるから!!
委員長だもんね〜あとよろしく!頑張ってね!また、明日〜」
「あ、ぅん…また、明日」
俺の推測は当たりのようだ…
「田中さんは、用事は無いんですか?
無理しなくていいですよ?」
あと少しで終わるのだ…出来れば無理をしてほしいのが…本音…
「後、少しですし…やってしまいます…
和重先生も、今日中にとおっしゃっていましたし」
ほほぅ…ちゃんとした親御さんに育てられているに違いない…
友達仮面の彼女たちに見習ってほしいものだ…
「では、最後まで頑張ってるみましょう」
巨乳の童顔ではないにしろ…
彼女は彼女で素質はありそうだ…
言われた事を忠実にこなそうとする姿勢が……
俺をゾクゾクさせる……