背徳教師
第2章 二時間目
俺は、彼女の様子をうかがいながら…
一緒に増書チェックを進めていく…
放課後も…遅い時間…
“背徳”の濃い時間帯……
図書委員長と…教師が二人っきり…
ワクワクする……
が―――――…仕事は無事に終わる…
何もなかった……ガッカリだ…
だが…“背徳求愛者”の引き付ける力は強いのか……
帰りの支度をしていた田中のカバンが机から落ち……
一冊の秘密のノートが俺の足下に滑り込んできた……
「///あっ!ダメ…見ないで下さい!!」
“見るな”と言われて見ない奴がいるか?
いや、いない……
俺は、そのノートをうっかり広げて拾うフリをした…
「////や…やだ……」
この反応…
本当に…
秘密のノートなのだろう…