背徳教師
第8章 八時間目
「底梨先生……を…毎朝見かけています…」
俺を見下ろす王寺は、恥ずかしそうに…口を開く…
「――――…毎朝?学校でですか?」
「いえ!!違います―――…
毎朝…ジョギングしてますよね――――…」
俺は、あぁ〜…と思いながら王寺を見る…
「ジョギングは日課にしてますから…それが何か?」
王寺の顔がみるみる赤く火照っていく――――…
まさか…?
「////僕……底梨先生がジョギングコースにしている〇〇公園で毎朝…犬の散歩をしていて―――――…」
〇〇公園には、ドッグランも隣接されていて…犬の散歩に利用する人も多い…
「では、朝―――…すれ違っていたかもしれませんね…」
俺は、この状況でも取り乱したりせず冷静に王寺の話を聞く