背徳教師
第9章 九時間目
「///そ…そんなに驚かないでください……」
「いや…スミマセン」
梓川は、うつむきながら顔を赤らめる…
「///に…似てませんよね…」
いや…顔立ちは似ていると思うのだが…
多分…彼女が言いたいのは…内面―――…性格的な所だろう
「///母は…す…凄いんです…
綺麗だし、強いし…何でも出来て――――…」
梓川の声は、小さく聞き取り憎いが…
切なく俺の耳に届く―――…
母親へのコンプレックス…か…
成長期には大事な事だが…
健気で…“背徳心”をくすぐられる!
俺は、机の下で見えない梓川の手をギュと握った―――…
「///!ぇ…センセイ…?」
手を握られ一瞬…戸惑い、固まる梓川…
母親の目の前で…
高校教師と…秘密の密着――――…
“背徳”感が増してくる…
「///先生……」
その、清楚な顔で涙目とか…
ああ…“背徳”が止まらない…