
背徳教師
第10章 十時間目
「彼女は、3年の
乙原 妃芽子(オトハラヒメコ)さん」
徳田は、隣で笑っていた生徒を俺に紹介する…
乙原 妃芽子…彼女のクラスは――――…
所謂、成績下級クラス…
クラスのほぼ全員が卒業後、就職を希望する…
関連大学すら危ういクラス…
彼女もそのクラスの一員だ…
「――――…乙原さん…の相談なんですか?」
乙原は、ニコニコと愛嬌のよい可愛らしい生徒である…
「――――はい!よろしくお願いしま〜す!」
ハキハキと発言するあたり…
素直が全面にでている…
悪く言えば…
第一印象…バカ丸出しって事だが…
彼女には言わないでおこう…
