
背徳教師
第3章 三時間目
「しかも…今日は惜しかった…
痴漢は、いたのに…狙われなかった…
そのまま…痴漢行為の盗撮に切り替えたって――――…訳かな?」
菅野は、目に涙を貯めて…俺を見る……
「菅野さんは……痴漢…されたいんだよね……」
大きい目を…更に大きくする菅野は……俺が何を言いたいのか…薄々感じているらしい…
「――――…痴漢待ちの掲示板…書き込まないの?」
「///はっ!!嘘……」
菅野は、口を押さえ……俺の手に握られた自分のスマホを恐る恐る見る――――…
その画面には…
菅野の隠していた掲示板が表示されている――――…
「―――――……はい…」
菅野は、諦めたのか……固めた体から…力を抜いた――…
