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宇宙

第2章 宇宙旅行

『無理だよ!パパも寒くなるからこれ以上居るのは危ないって言ってたし、、』

マルコは愕然とし肩を落とした。
絢は明るいトーンで言った。
『ま、また明日送ってあげるね!パパも明日行こうって言ってたし!』
『どうせ、俺を騙してみんなの見せ物にするつもりなんだろ!』

確かに私はパパの仕事を応援したいし、きっとパパも謎の生物を見つけたら見せ物にするだろう。
でも自分の家族や友達がそんな事されたらと考えたら胸が締め付けられた。


わかったよ!私がなんとかしてみる!』

『本当か?信じてもいいのか?』

『うん!大丈夫、家族もみんな危険に晒されないようにするからね!』

『ありがとよー!』

謎の生物は泣きじゃくった。

この生物はちょっとプライドは高いけど悪い生物じゃないみたい。

『とりあえず冷凍庫の中にいてね。この温度じゃしんどいでしょ。』

謎の生物はすんなりはいった。

絢は謎の生物が何者なのかは聞かないでおいた。まだ言いたくないと思ったからだ。
絢は戻り何事もなかったように平常心を保った。
絢!早く!こっちに来なさい!
真希に呼ばれみんなが集まっている巨大スクリーンの方へと近寄った。スクリーンには月が映し出されそこには大きなウサギが餅つきをしていた。真希たちは終始感動をしていた。絢は謎の生物の事で頭がいっぱいだったのだが、みんなに怪しまれないよう感動をしたふりをしたが、心ここにあらずだった。

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