宇宙
第3章 ウッタ星人
「〜♪」
アフロのウッタ星人はあっさりと信じたのだ。
そして広間へと入って行った。
あのウッタ星人みんなに密告してないよね?
不安だったが絢は精神的にもグタグタだった。
ドアを少し開けて隙間から覗いてみたがどおやら密告はしていないようだ。
完全に騙されたらしい。
手が入る隙間までドアを開け、恐る恐る手をスイッチに差しのべた。
その時!
「誰かいるぞーー!」
流石にばれてしまった。
絢は急いでスイッチをオフにした。
全ての照明が真っ暗になり絢はなにも見えなくなった。
そこへシュッとなにかが勢いよく遮った。
さそり座とおとめ座だ!
真っ暗な広間の中では、さそり座は俊敏に動きウッタ星人達にシッポでドロップキックを食らわした。
ウッタ星人はのたうちにされ、おとめ座は万年筆でなにやら線を引いている。
その線はキラキラ光る星のように輝いている。
書き終えた時、その線は煌びやかな紐になり、紐を駆使しウッタ星人を次々に縛り付けた。
何百匹といたウッタ星人は一瞬でさそり座とおとめ座に捕まったのだ。
「おめぇら観念しろ!」さそり座は言った。
「あなたたち一体なんの目的でこのカプセルを乗っ取ったのですか?」続いておとめ座が言った。