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宇宙

第3章 ウッタ星人

胸元に金色に、輝くバッジを付けているリーダー格と思われる男が口を開いた。
「俺たちの星はもうすぐ終わりを迎えるんだ。大規模な移動をしなければいけないんだが、俺たちの技術じゃ到底作れない。そんな時にお前がカプセルで土星の衛星に来てたのを見て狙ったんだ。」

「あの衛星に移住するってこと?
あんな人が行き来するところ、そのうちばれるんじゃないの?」

「俺たちは土を1メートルほったところに暮らしてる、それに昼夜逆転の生活だから人間に気づかれる ことはまず無いだろう。」

「そおなんだ。でも盗む事は悪いことだよ!私に相談してくれればよかったのに!」

「人間なんて得体の知れないもの信じれるか!」

「人間はみんなが思っているよおな悪い生き物じゃないよ!そりゃ嫌いなものを食べなさいとか勉強しなさいとかうるさいけど、、、分かった。私みんなの移住協力するよ!この事も内緒にしとく!
絶対に言わない!私とあなたたちだけの秘密!」

ウッタ星人は絢の優しさに涙を流しながらお礼を言った。
、、、1人を除いては、、、

ぽっこりお腹のアフロのウッタ星人だけは疑いの眼差しを向けていた。「あいつは俺をだました!みんな信じるな!俺は信じないぞ!絶対に信じないぞ!」

「なんだあの風船野郎は」
さそり座が言った。
「あら、可愛いじゃない。そっとしといてあげなさい。」
おとめ座は言う。

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