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宇宙

第3章 ウッタ星人

「そ、そんな惑星を破壊するような核兵器なんて作れるの?!ドラゴンポールとか、アニメの世界でしか見た事ないよ!」


「あぁ、高い確率でいるだろう。そして俺たちの惑星はいとも簡単に破壊される。きっと俺たちの存在を知っててだ。」

「そ、そんなぁ、、、」
恐ろしさのあまり何も言えなくなってしまった。

ウッタ星人の双子の惑星にもきっと沢山のウッタ星人が住んでいたに違いない。

そして今私の目の前にいるこの子たちも危険に晒されている。

私達の地球も他人事ではない。
いつ何が起こるか分からない。

「、、くっ、、俺たちの親戚や愛する人達はみんな大爆発に巻き込まれたんだ、、、」

1人の華奢なウッタ星人がか細い今にも消えそうな声で言った。

「IQがなんだ、、努力なら俺たちは絶対に負けない。今はまだ何もできねぇけど、3年後、5年後絶対に犯人突き止めてこてんぱんにしてやる!」


ウッタ星人の熱い想いが伝わり絢の目頭は熱くなった。
鼻水を啜りながら絢はうなずく事しか出来なかった。


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