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宇宙

第4章 ゴキブリ

顔面的中し絢子は気を失って倒れてしまった。
ぶつかった虫は、よくみると昨日のアフロのウッタ星人だったのだ。
あの通路で遭遇した、、、バカなやつだ!

アフロが覗いていてきっと、ゴキブリに見えたのだろう。
にしてもこのおバカアフロ、、なんでここにいるんだ?!
絢は目が回って大の字に絢子の顔面にへばりついているアフロをそっと手のひらにのせ、軽く頭を撫でるようにぽんぽんと叩いた。

ウッタ星人は意識を取り戻し、目をうっすらあけ絢を見つめた。
しばらくして理解したのか目を満月のようにまんまるに見開き硬直している。

絢は冷静に言った。

「何もしないよ。でも、なんで私に着いてきたの?何を企んでいるの?」

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