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夢。 〜 O×S×A×N×M 〜

第3章 バンビズ story

翔「君が見つけてくれたんだ? ありがとう!」

掌からそっとピアスを取って
それを愛しげにギュッと両手で握りしめた



智「翔子ちゃん、座って?
今日はお店閉めてるから奢りよ♪
ビールでいい?」

翔「うん。ありがとう、智子さん」

智子さんが翔子ちゃんを
俺の隣りに座らせた


潤「あの、俺…
前に翔子さんにメイク直してもらったことがあって、
その時ろくにお礼も言えなくて…」


翔「…あぁ!あの時の!」

潤「覚えてくれてたんですか?!」

翔「うん。美人さんだなって思ってたから。
やっぱり、元がイイんだね」


うわ!
褒められた!翔子ちゃんに褒められた!
てか、俺だけにニコッてした!


潤「いや、そんな…!滅相もないです…
あの…
その節はお世話になりました!!
ホント、助かりました。ありがとうございました、翔子さん!!」

翔「いえいえ。こちらこそ、ありがとうございました」


なんて…
なんて謙虚なんだろう、この人は。


翔「なんか、この格好で『翔子』って言われるの、照れるね(笑)
『翔』でいいよ?」

潤「翔…くん、」

翔「うん。君は?」

潤「『潤』です。こっちは、『雅紀』」

翔「潤くんと、雅紀くん。
うん、覚えた」



智「お待たせぇ。どうぞ♪」


智子さんがお誕生席に座り
改めて5人で乾杯をした

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