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キミが欲しい。

第2章 stage2〜栗色のキミ〜

「あっそ。てか木次と昨日会ったばっかなの?」

健は面白くなさそうに直樹の話をしだした


直樹は学校にほとんど来ていない
この学校の理事長は直樹の父親であり、お金持ちのお坊ちゃんというわけだ

多少出席や学力がなくても親のコネで進級

なんとも羨ましく、憎たらしい話だ



「まっ、実際は何で休んでるかはわかんないけど。ひなのが会ったことないのもしょうがないんじゃん。」


そうなんだ。


ボーッと考えていると健がつぶやく

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