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キミが欲しい。

第2章 stage2〜栗色のキミ〜

再び抱きつかれる様な形で直樹と木の幹にもたれかかる

『起きてたの⁉』
「うん。」

しらっと言ってのける直樹


「ちゃんと来たんだ。偉いじゃん。」


かすれた声で耳元で話されるとくすぐったい


『あっ、あのさ、直樹くんあんまり学校来ないじゃない?なんであたしの名前知ってるの?』


直樹はひなのの顔を覗きこみながら近づく


あっ、あの、近いんですが‼
ひなのの心臓は早鐘の様に打ちうるさく響く


「なんでか知りたい?」


直樹とひなのは今にもキスできそうな距離


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