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キミが欲しい。

第5章 stage5〜欲張りで強がり〜

『あっ、おはよー健どした?』

「ん。ちょっと。」


手を強引に引かれひなのは慌てて玲に手を振る


あちゃー、と頭をかきながらひなのと健の背中を玲は苦笑いで見送った


ズンズンと無言で手を引かれ健は歩いて行く


『ちょっと健..。』

「...」

『ちょっと!痛いって。』

「あっ、ごめん。」


急いで手を離すと桜の木の下にいた


無意識なのか直樹くんの姿を探す


いないか..。


ホッと胸を撫で下ろす

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