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キミが欲しい。

第6章 stage6〜魔法のコトバ〜

振り返ると冷たい目をした直樹がいた


『あっ、直樹くん。これは..』


健の手を振りほどこうとしたがしっかりと掴まれて離さない


「木次。俺こいつのことまぢで好きだから遊びなら手引いてくんない?」


先手を打ったのは健だった
お互いが睨み合う

冷たい空気だけが間に流れた


「ひなの..俺が遊んでると思う?」

冷静に問いかけてくる目はどこか悲しげだった


『あたしは..』


くるりと背を向け直樹はどこかに歩いていった

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