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キミが欲しい。

第6章 stage6〜魔法のコトバ〜

『直樹くん‼』
「行くなよ!」


健はひなのの腕を掴み懇願した


『健の気持ちはすごく嬉しい。でもあたしは直樹くんとしっかり話したいことがある。』


まっすぐに目を見て

あなたが私にそうしてくれたように

この気持ちに答えを出すために


「分かった。」


ゆっくりと健は手を離し、最後にもう一度強く抱きしめた


「返事は急がないから。ひなのがゆっくり決めて?」

ね?と顔を覗き込まれ、少しお互い照れ笑いした


ひなのは健と別れ、直樹を探しに体育館裏に走った

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