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キミが欲しい。

第7章 stage7〜惹かれ愛、迷い愛〜

*直樹side

やべぇ一時間目の終わりの予鈴鳴っちまったよ


隣でスヤスヤ眠るひなのを見つめる


「まぢで..ごめんな。」


下腹部にそっと手を置く

さっきまで行われていたぎこちない行為


ひなのにとっては初めての行為


マットにはうっすらとピンクの染みが付いていた


こんなに誰かを欲しいと思ったのは初めてで
誰かに取られたくないと思ったのも初めてだった


周りは親父が理事長であるという肩書きや外見ばかり

中身なんて見てないんだ


お前だけ..無邪気に笑ってくれた..


遠い過去を思い出す様に胸が痛む


不器用なやり方しかしらなくて

「ごめんな。」


もう一度眠るひなのに優しくキスをした




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