キミが欲しい。
第8章 stage8〜小悪魔なアイショウ〜
その日の放課後臨時採用の教職員の発表が予定とおりに行われた
瑠璃はそれはもう歓迎されていた
きっと前の保健室の先生が枯れ木の様なお年を召した方だったからだろう
結局瑠璃と直樹の関係は分からず終いだった
部活をやり終え、桜の木の横を通る
直樹の姿はなかった
『いない..か。』
直接本人に確かめてみてもいい様な気もするけど、それは失礼か
ふぅとため息をつき歩いていると
「ちょっとちょっと、助けて!」
横からグイと手を引っ張られ、体を抱きすくめられる
『ちょっ何?』
暗がりでぼんやりしか見えないその表情は目の前で口元に人差し指を当てた
「しっ、静かに!」
何がなんだか分からず静かにしていると目の前を1人の女がズンズンと不機嫌そうな歩みで近づいてくる
「ちょっと修哉(シュウヤ)!どういうつもり?あたしは遊び⁉」
女は怒りに任せ幕したてている
ひなのの顔は女には見えていないようだ
「しかも誰よその女!また違うやつ?」
女のヒステリックはとまらない
すると
「そうだよ。てかこいつマヂ彼女だから。」
ーはっ?
次の瞬間、見ず知らずの男とひなのはキスしていた
瑠璃はそれはもう歓迎されていた
きっと前の保健室の先生が枯れ木の様なお年を召した方だったからだろう
結局瑠璃と直樹の関係は分からず終いだった
部活をやり終え、桜の木の横を通る
直樹の姿はなかった
『いない..か。』
直接本人に確かめてみてもいい様な気もするけど、それは失礼か
ふぅとため息をつき歩いていると
「ちょっとちょっと、助けて!」
横からグイと手を引っ張られ、体を抱きすくめられる
『ちょっ何?』
暗がりでぼんやりしか見えないその表情は目の前で口元に人差し指を当てた
「しっ、静かに!」
何がなんだか分からず静かにしていると目の前を1人の女がズンズンと不機嫌そうな歩みで近づいてくる
「ちょっと修哉(シュウヤ)!どういうつもり?あたしは遊び⁉」
女は怒りに任せ幕したてている
ひなのの顔は女には見えていないようだ
「しかも誰よその女!また違うやつ?」
女のヒステリックはとまらない
すると
「そうだよ。てかこいつマヂ彼女だから。」
ーはっ?
次の瞬間、見ず知らずの男とひなのはキスしていた