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不透明な男

第1章 記憶の無い男




「う…」



ん…?

ここは…
ここはどこだ?

あぁ…頭がぼーっとする…
力が入んなくて体がだるい。
瞼も重くて開けられない。



「…ぁ…」




え なに?

誰?誰かいるの?




耳に水音が響く。



「ふ…あっ」




俺の耳に甘い息が聞こえる。












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