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不透明な男

第3章 自覚の無い男


智「んぅ!あっ、あ、」


俺の首筋に唇が吸い付く。
俺の胸の突起を指で弾くように虐める。
俺の熱くなった塊を大きな手で弄ぶ。
俺の中は松兄ぃの肉棒で掻き乱される。

気が狂わない方がおかしい。

俺は、自分の口から出てくる喘ぎを止める事が出来なくなっていた。


智「あ、あぁ!ま、松兄ぃ、だめ…っん、」


なにか、気配を感じる。
廊下に誰か居るような、そんな気がした。


兄「あぁ、可愛いよ。智」

智「や…っん、や、やめ…っは、あ、あっ、」


しかし、俺の声はせつなく喘ぐ。
もう、与えられた快楽が止まらなかった。

俺の身体はビクビクと震えていた。
流石にもう俺の体内には吐き出すものは残っていないだろう。
だとしたら、達する直前の苦しい程の快楽はいつ治まるのだろうと、ボーッとした頭で考えていた。


智「ん、んぅ、あっ、あ、は…っ」


揺さぶられる身体はビクビクと波打つ。
身体からは力が抜け、自分の頭すら支える事が出来ない。
俺は、松兄ぃの首の付け根に頭をもたげて快楽に耐え続ける。


智「お、おねが…っ、も、ゆるして…」

兄「俺のものになるか…?」

智「んぅ…っ、く、はっ、はぁ、あっ、」

兄「俺のものになったら許してやるよ…」


更に激しく揺さぶられる。
前を握り込む手に力が籠る。


智「あっ、あ、も、もうっ、」

兄「智…愛してる…っ、く…」

智「ん、だ、だめっ!あっ、あ、ああっ…」


もう出すものは無いと思っていた俺から三度目の熱が吐き出された。




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