無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

二宮side




鏡の前で自分の
身形を確認する。



「…はぁっ」



今日は……そのの結婚式。


ゆうくんと幸せになる日。



俺は……相葉にしっかり
想いを伝える日。



「…頑張ろう」




自分の頬をぱんっと叩き、
気合を入れる。



相葉にとって幸せな選択とはなにか、
この日のためにしっかり考えたんだ。




俺は幸せにならなくても、
幸せにしてもらったから。



"俺"で相葉を
縛り続けたらいけないんだ。




招待状持って、ハンカチ持って。



もう完璧。



今日は幸せになるんだ。


できたら…俺も。