恋空予報
第12章 再会
相葉side
ニノちゃん遅いなぁ。
やっぱり来てくれないかなぁ。
ゆうとそのちゃんが気を使って
部屋に一人にしてくれた。
……全然楽しくない。
足をブラブラと動かしていたら
ドアが思いっきり開いた。
「遅れましっ…あれ?」
うそ…。
俺がその人と見つめ合ってたら
その人はドシドシ近づいてきた。
そして…俺を優しく抱き締めた。
これは…全部ニノちゃんの匂い。
「ぐすっ…ニノぢゃ…っ」
「泣くなばか…。
全っ然変わってねぇじゃんかよ」
…そうだよ。
変わろうと思ったけど、
変われなかったんだ。
ニノちゃんだけがいない世界で
俺は過ごしてきたから。
あの日のまま、
止まったみたいだったんだ。
「ニノちゃんっ…」
「…迎えに来たから。
相葉、俺と……」
ニノちゃんが俺を見上げて
なにかを言おうとしたそのときだった。
「兄ちゃんっ!」
……ゆうが来た。
あー!タイミング悪すぎ!
俺がゆうをじっと
睨み付けると察したのか
「あと五分だから!」って言って、
控室から出ていった。
…ニノちゃん、迎えに来てくれたの?
…お姫様は迎えに来ないんだよ?
ニノちゃん遅いなぁ。
やっぱり来てくれないかなぁ。
ゆうとそのちゃんが気を使って
部屋に一人にしてくれた。
……全然楽しくない。
足をブラブラと動かしていたら
ドアが思いっきり開いた。
「遅れましっ…あれ?」
うそ…。
俺がその人と見つめ合ってたら
その人はドシドシ近づいてきた。
そして…俺を優しく抱き締めた。
これは…全部ニノちゃんの匂い。
「ぐすっ…ニノぢゃ…っ」
「泣くなばか…。
全っ然変わってねぇじゃんかよ」
…そうだよ。
変わろうと思ったけど、
変われなかったんだ。
ニノちゃんだけがいない世界で
俺は過ごしてきたから。
あの日のまま、
止まったみたいだったんだ。
「ニノちゃんっ…」
「…迎えに来たから。
相葉、俺と……」
ニノちゃんが俺を見上げて
なにかを言おうとしたそのときだった。
「兄ちゃんっ!」
……ゆうが来た。
あー!タイミング悪すぎ!
俺がゆうをじっと
睨み付けると察したのか
「あと五分だから!」って言って、
控室から出ていった。
…ニノちゃん、迎えに来てくれたの?
…お姫様は迎えに来ないんだよ?