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恋空予報

第12章 再会

二宮side




相葉を迎えに来た。



これが俺の選択。




「相葉…俺はお前しか受け付けない。
お前に拒否権はない。待たせて悪かった。

…最後の我儘、聞いてくれる?」

「最後なんて言わないで!
…いくらでも…聞くから!」



相葉は俺を引き寄せて
きつく体を抱き締めた。



…ほら、離れてる間にも
こんなに大きくなった。



あんなにちっぽけな相葉が
こんなにも…。




「…俺と……一緒に暮らそう。
待たせてごめん。お前しか見えない」

「俺もっ…ニノちゃんが好きっ…
も、離れらんないっ」




好きって気持ちが大好きになって、
愛してるになって。




こんな気持ち、初めてなんだ。



「相葉、行こう?」

「んっ…」




相葉の手を握って
控室を出る。




…今日は、俺も幸せになれそう。

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