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「ごめん、もう歯止めききそうにない…かも、」


少し苦しそうな声で蛍がそう言った瞬間、熱い昂りは一気に根元まで入った。


「んぁっ！」


ギュッと、思わず彼の背中に爪を立てて抱きつく。


下から全身に駆け巡る快感に、視界が一瞬真っ白になる。


「っあんまり、締めないで、

もっとハナのナカにいたい」



「私もまだ抜いて欲しくな、い…けど…ッ」



心臓が止まりそうなくらい、気持ちがいいから、



「ふはっ可愛い…。いいよ、今日はずっと繫がってよう」


「アッ！」


ズッと下から強く突き上げられ、思わず首が反り上がり、甲高い声が零れる。


蛍はそんな私の首元に噛み付くようにキスをして、ゆっくりとした律動で徐々に攻め立てていく。


「あっあぁっんっ…ッはッ」


「ぁ、ふっ…、ハナ、イきそうでしょ…？すごい、うねって吸い付いてくる」


「や、だ…っまだ、」


まだ繫がっていたいのに。


そう思うのに、さっきより激しく突き上げられるソレに、強制的に絶頂へと導かれていく。


だめだ、もう…、



「け、いの馬鹿…！」


「ッ…はっ…、

………えぇ、こんなのあり？」


はーっと呼吸を荒くし、一旦動きを止めた蛍が可笑しそうに笑う。


「馬鹿って言った後にイッたでしょ」


ぐったりと蛍の肩の上で荒い息を吐いている私の頭を、蛍がくしゃりと撫でる。


意地悪だなんだと言っても、こうやって優しく触れられると愛しさが溢れるのだから現金だなと自分でも思う。


蛍のこの乱暴なようで優しい触れ方が好きだ。