テキストサイズ

霧島さん

第2章 お久しぶりです、霧島さん




「でも、次はちゃんとつけますよ」


「…ん?」


と、爽やかに言い切った男の言葉にハテナが浮かぶ。



次、とは?



ガバリと男の肩から顔を上げると、またまた爽やかな笑みが。



「待ってください」


「待てないです。言ったじゃないですか、もっと貴女のことが知りたいって」



「いや、もっと別の方法がーーー!」




ーーーーー私の必死な抗議は意味もなく。呆気なくベッドに再び押し倒されてしまった私が解放されたのは、次の日の朝だった。




ストーリーメニュー

TOPTOPへ