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イケメン夜曲 ~幸せの夜曲~

第4章 皆との距離








もし、また壊してしまったら。また守れなかったら。




きっとその時には今以上に自分を憎んで、憎んで。耐えきれないだろう。






そんなことを、全くのポーカーフェイスで考えていることが滑稽に思えた。



テリザは表情を崩さないままに、もう一度カップを指先ではじいた。






飲みかけのカップから立ちのぼる湯気は、消えかかっていた。



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